本日少年部出席カード30枚クリアした生徒が出ましたので紹介します。
少年部出席カード30枚クリア(稽古回数900回)
尾原 智也
彼が入門したのは幼稚園年少さんの時。
当時、家族で入会して親子クラスからのスタートでした。
足も速く、持っている運動能力は高い方ですが、不器用な一面もあり、努力と反復を繰り返して今の黄帯一本線の実力まで育ちました。
最高戦績は、東北大会優勝(2連覇)
全日本グランドチャンピオン決定戦も連続で出場をしています。
そんないまではとても強く活躍している彼ですが・・・
こんなエピソードもあります。
それは・・・
道場に来るたびに泣いて泣いて・・・
泣き虫だったのです。
組手のクラスでもそれはもう・・・・
ひたすら泣きまくっていました。
なにも叱られてもいないのに泣いていました(笑)
恐らく道場で流した涙量歴代1位か2位を争うレベルには入ると思います・・・
しかし・・・
それを乗り越え今の智也がいます。
その当時の泣きまくっていた彼から、
だれが東北大会2連覇して全日本選手になるなんて想像できたでしょうか・・・
本人の泣いても泣いてもくじけずあきらめずに強くなりたいと思ってあきらめなかった心と、親御さんもかなり大変だったと思いますが、彼に強く育ってほしいという粘り強い根気と愛情が彼を強く育てたのだと思います。
子どもの習い事の場合はやはりサポートする親御さんの力もとても重要です。
彼がいつまでたっても変わらないとあきらめていたら、きっと精神的に弱いままだったでしょうし、今の輝かしい成績もありません。(先日の埼玉大会では今まで負け続けていた強豪選手にも勝って全日本選抜で3位にもなりました。)
今の智也は稽古でも自分で厳しく苦しい所までしっかり追い込んで稽古していますし、強く活躍している年上の先輩相手にもいつもめげずに食らいついて最後まであきらめない気持ちの強さをもって泣かずに粘り強く弱音を吐かずがんばっています。
泣き虫から、世界へ・・・・
私もそうでしたが、最初が弱ければ弱いほど、素晴らしいドラマ、面白い人生のドラマができます。
そして、それがなにより「自分はここまで変わる事ができた」というとても大きなこれからを生きていく強い自信になるのです。
これからの智也の飛躍に期待しています。
中身の濃い、素晴らしい人生のドラマを作り上げてください。