黒帯が語る3 齊藤さん

※明日のブログにて5月中どうするかを発表させていただきますので明日夜以降にご確認ください。

 

シリーズ黒帯が語る第3弾。

 

本日は齋藤章順さんが書いてくれた文章です。

齊藤さんは40代から空手をはじめました。

40代や年が近い方には参考になるところも多いと思います。

読んでいただけたら幸いです。

齊藤 章順 初段

埼玉県交流大会 シニア上級重量級 3位

2020全日本シニア大会出場

親子クラス出身者第一号の黒帯。

 道場生の皆さん、こんにちは。

一般部の齊藤章順です。
文章力なく、読みづらい点、お許しください。(汗)
自分の佐藤道場、佐藤先生との出会いは、東久留米佐藤道場の開設前に新聞の折り込みに入っていた、手作りの体験会の広告でした。
当時、小一の純也と年長だった慎也に習い事を、させようと思っていた時です。
最初、極真空手といったら、怖い、痛い、キツイの、昔のイメージが、強く大丈夫かな?と不安な部分もありました。
しかし、体験会で、子どもたちが、目をキラキラさせて楽しく稽古をしていたので、驚きました。
そして、純也と慎也が、入門して1ヶ月。
今度は、1番上の瑠美が、私も空手やりたいと言い出し、道場に入門手続きに行ったところ、佐藤先生から、お父さんもお母さんも、一緒にどうですか?と勧められて、ここから、我が家の、そして、自分の空手人生が、始まりました。
入門当時の年齢が、ちょうど40歳でした。
なので、少しでも40代の方たちの、励みになれば、幸いです。
まだ、自分が、入門した時は、一般部全員、白帯でした。
当時は、みんな初心者なので、基本稽古、補強、ミット練習の毎日でした。
その頃は、まだ、スタミナも無く、運動不足だったせいか、稽古日でも、仕事帰りに疲れたから、今日は、もうビール飲んじゃえ!みたいな感じで、稽古から逃げたりしていました。
日曜日の親子クラスは、稽古内容も軽めなので、仕事が休みの時は、毎回、家族で参加していました。
そのくらい、自分に甘かったから、
佐藤先生が、毎回「皆さん、頑張って黒帯巻きましょうね!」
と言われても、自分には無理!と黒帯は、雲の上の存在にしてました。
そのくらい、軽い気持ちで、稽古してたんでしょうね。
だから、恐らく佐藤道場で、白帯と橙の期間が長かったのは、自分じゃないかと思うくらいのサボり魔でした。
(実は、この親子クラス出身から黒帯が、何人も出ています。)
そんなサボり魔も、遂にやる気を、出す時が、来ました。
同期の仲間に遅れる事、ようやく青帯に昇級しました。
この青帯を、巻いてから稽古に来るのが楽しくなりました。
少しずつ、体力も付き色々と出来るようになったからだと思います。
黄帯に昇級すると、一層、稽古に来るのが楽しくなりました。
黄帯から、中級者なので、技術や型も少しずつ難しくなり、出来た時の嬉しさや体力も、また上がって来た事が実感しましたね。
緑帯からの茶帯の頃は、やはり、上級者、先輩としての振る舞い方やお手本にならなくては、いけません。
道着の着こなしも、重要になって来ます。
自分も、茶帯になった頃は、プレッシャーで押し潰されそうになりました。
毎回、お手本にならなきゃ、常に見られてる。と思っていました。
でも、考え方を変えました。
        「いつも通りに振る舞おう!」
そうしたら、肩の力も取れました。
普段の立ち振る舞い方は、帯が、そうさせてくれました。
そして、そんな自分にも、佐藤先生から昇段審査の機会を、与えて頂きました。
何ヶ月も前から、準備していましたが、緊張しながらの長丁場だったので、
途中、本当に心が折れそうになりました。
そこで、大の字に寝そべれば、楽には、なれます。
しかし、そこで、今まで積み重ねて来た事も全て終わってしまいます。
昇段審査とは、最後まで諦めずに気持ちを、出し切る場だと思います。
だから、途中、折れそうな自分とどれだけ戦えるかが、最後に10人組手を完遂した自分と出会えるのだと思います。
すみません。ゴチャゴチャと長くなってしまいました。
何故、自分みたいなサボり魔が、ここまで来たのか?と思われた方も、多いと思います。
自分は、他の人みたいに技術があるわけでもなく、宇津木耀祐先輩のように型が上手いわけでもありません。
行くと決めた日に、必ず道場に行って、自分の稽古をする。自分を鍛える。
その繰り返しと積み重ねで、今の自分があります。
もちろん、疲れてて行きたくない時も、ありますよ。
それでも、稽古に行って無理しないように練習する。すると、稽古後の達成感の方が上回りますね(笑)
佐藤先生のおっしゃる通り、長く続けるには、無理は禁物です。
今日は、ここまでで、次に来たらまた頑張ろう。
この細く長くが、継続は力なりになると思います。
とは、言っても
そんな中、現在、緊急事態宣言で、自粛要請が出ていて、道場で稽古が、出来ません。
でも、道場生それぞれが、今、出来ることをして、このピンチを、チャンスに変えて行きましょう!そして、道場が再開したら、また、みんなで切磋琢磨したいですね。
最後になりましたが、佐藤道場に入門し、佐藤先生をはじめ、偉大な先輩、かけがえのない仲間たちと出会えたこと、そして、空手バカな自分を、いつも理解し応援してくれている妻や子どもたちに感謝の気持ちを込めて
終わりにさせていただきます。
ありがとうございました。
齊藤章順

齊藤さんの素晴らしいところは、

 

「時間をしっかり作る」

 

を徹底している所です。

 

お仕事で異動があり前ほど融通が利かない状態になっても、

 

必ず道場での稽古の時間を大切に忙しくても時間をしっかりと作ります。

 

よく聞く言葉の一つに

 

「忙しいから時間がなくて」

 

とか聞きますが忙しいのって

 

皆一緒なんですよね。

 

疲れているのも一緒だし、休みたいのも一緒だし。

 

私も空手の仕事、トレーニング以外にも学習の時間を作るようにしています。

 

道場に徒歩で行く際中も、オーディオブックで本を聞きながら勉強、ストレッチ中も聞きながら勉強、風呂に入りながら本を読み勉強・・・

 

と工夫して時間を作っています。

 

道場の稽古も、トレーニングも、学習も結局時間の使い方次第なんですよね。

 

時間の使い方を工夫していつも道場に来て稽古してトレーニングしながら自分の弱さと向かい合い成長させる。

 

それを繰り返したのが齊藤さんでした。

 

本人も最初に書いておりましたが、最初の時点では私もまさか齊藤さんが親子クラスや一般クラス生え抜きの生徒として一番最初に黒帯になるなんて想像もつかず、最初に辞めてしまうんではないかという感じでした。

 

「時間の使い方」と「無理せず継続」という2つを意識すれば40代からでも黒帯をとれるという結果を齊藤さんは見事示してくれました。

 

私が常に思う事は

 

人生=時間 

自分の命=時間

 

だと思っています。

 

人生の充実度は時間の使い方で良くも悪くも変わる。

 

そう思います。

 

人生は1度きり。誰もがいつ終わってしまうかなんてわかりません。

 

やりたいけど時間がないなんて言っていたら人生終わっちゃいます。

 

やりたい事は全部やる。

 

そうでなければもったいない。

 

仮にあなたの人生が忙しすぎるなら時間の使い方や工夫するチャンスがもっともっと生まれ能力がもっともっと上がっちゃいますね。

 

忙しい中でも自身の成長の為に時間の使い方を意識し続けている齊藤さんは本当に素晴らしいですね。

 

齊藤さんいつも

「内部試合いつですか?審判やらせてください。」

「夏合宿いつですか?手伝います。」

「遠征するならその間先生の代わりに指導やります。」

 

といつも道場の為に感謝しています。

 

ありがとうございます。