少年部出席カード30枚達成者が出ましたので紹介します。
少年部出席カード30枚達成(出席回数900回)
熊倉 千晴
千晴が空手を始めたのは5歳の時で4月から小学校6年生になります。
千晴とは長い付き合いになりますが、今までの千晴の空手の道を振り返って言葉であらわすなら・・・
それは
「歩く」
という言葉がぴったりだと思います。
千晴は良い時も悪い時も変わらず道場に来続けてひたすら前をみて歩き続けてきました。
人間良い時は気持ちも上がり前見て歩くことは簡単。
問題は悪い時。
例えば、試合に勝てない時。
叱られて注意されて来るのが辛くなった時。
組手でやられてしまった時。
昇級審査受けたかったけど思うように進級できない時・・・
空手を続けているとだいたい少年部でぶち当たる壁はだいたいこの4つでしょうか。
こういった調子の悪い時に前を向いて歩くのはなかなか辛いものです。大人だって調子が悪い時に前を向いて歩くのって辛いですよね。
千晴の場合振り返ってみてもこの良い時も悪い時もひたすら歩き続けてきました。
先生に厳しく叱られた時も・・・
試合に負けた時も・・・
組手でやられた時も・・・
審査を受けれない時も・・・
こういった悪い時にも頑張って前見て歩いていく強さが私は人生の役に立つのではないかと思います。
人生だって良い事ばかりじゃないからね。
凹みたくなる時もある。
もうダメだって思うときもある。
けどそんな時だって歯を食いしばって必死に前見て歩いて。
歩いていけば進むのは遅いかもしれないけど、
必ず景色は今と変わります。
ていう事は止まってしまえば景色は変わらないまま。
一日でもはやく景色を変えたい(今の状況を変えたい)のならいつだって前見て、今できる事(歩ける道)を探して前見てどんどん歩く事です。
苦しい事を乗り越えた経験は将来、同じように何かで苦しい事があった時でもあの時乗り越えられたからきっとまた乗り越えられるって自信に変わります。
だから実は苦しい時や壁にぶち当たった時こそ歩き続けれればそれは成長のチャンスに変わります。そこが自信をつけられるかつけられないかの境目だからです。
千晴はどんな時だっていつも大きい声出して、試合があれば勝っても負けても挑戦して、いつも変わらず頑張り続けてきた結果不器用だけど今うちの少年部の型精鋭軍団の型強化Aクラスに入る事に成功して今その中で一番下にいるけど頑張っています。
千晴にはどんな時でも一歩一歩止まらず進む根気強さが確実に育っています。
空手道は「道」という言葉がつきます。
空手道を志せば皆それぞれに歩いていく道も違うし十人いれば十人皆違う景色に出会います。
そんな中でも苦しい道を沢山乗り越えてきた人が出会う景色は、一生忘れる事の出来ない位綺麗な景色が見れます。そしてそこには感動が待っています。
千晴にもそんな景色を見てもらいたい。
挫折を沢山乗り越えた人は人の痛みが理解できる魅力的な人間に育ちます。
これからもきっと沢山の色んな挫折があると思うけど、
負けずに乗り越えて素晴らしい景色に出会ってください。