大阪にて年に一度の大舞台全日本少年少女グランドチャンピオン決定戦と全日本ウエイト制大会が開催されました。
今回は初めて初日のグランドチャンピオン決定戦の決勝戦の主審をさせて頂き、大変勉強になりました。
結果です。
高校1年男子重量級 準優勝
山中 一成
準決勝では今まで負け続けてきた昨年の優勝者相手に再延長判定勝ち、決勝ではなんと体重差48キロ上の相手と真っ向から打ち合い会場を盛り上げました。これから極真を背負う1人になる存在になれるでしょう。
世界の山中一成になれるようがんばってほしいですね。
中学2年女子の部 ベスト8
澤田 莉奈
小さい体ながら大きい相手に果敢に打ち合って勝っていく気持ちの強さ。それが彼女の最大の武器。どんなにつらく厳しくても諦めない鋼の心。毎年ベスト8までは勝ちあがる強さで安定しているので、来年こそは悲願のベスト4以上を目指しがんばってほしいですね。
入賞おめでとうございます。
この大舞台で勝つ。
本当に大変なことだと審判をしながら思いました。
接戦に次ぐ接戦。
うちの道場の選手たちは本当によくがんばってくれました。
私の中ではもっともっと入賞者が出る予定でしたが、
今回はなかなか勝てず。
でもそれは頑張った選手のせいではなく、
勝たせてあげれなかった私の責任であると痛感しています。
後旗1本に泣かされた選手も何人かいました。
私も悔しくて悔しくて涙が出てくる試合もありました。
自分の指導力のなさを痛感しました。
私も自身の敗北を認め、ここからもう一度勉強しなおし、心を入れ替え、絶対に這い上がると心に誓いました。
最高の頑張りを見せてくれた全選手にありがとう。
最後に、選手の皆へメッセージ。
痛みの伴わない教訓には意義がない。
人は何かの犠牲なしには何も得ることはできないのだから。
しかしその痛みに耐え、乗り越えたとき
人は何ものにも負けない強靭な心を手に入れる。
そう、鋼の心を
これは私の好きな漫画の最後にでてくるフレーズです。
私は自身の選手生活でこの言葉の意味を深く理解することができました。
選手生活から皆にはこの鋼の心を育ててもらいたい。
これからどんな厳しい時代になるかわからない。
けど、鋼の心を持っていれば負けずに諦めずに、最後まであがいて戦える人間になれると思います。
そしてそんな鋼の心をもった人間が
理想を現実化していくのだと思います。
選手の皆、試練を乗り越えさらに成長していこう!
保護者の皆様、遠い大阪までありがとうございました。
主催した関西総本部の皆様、審判していただいた師範・先生方、対戦して頂いた選手の皆様、ありがとうございました。